にゅー太のトレンド入札紹介③「インバウンドってなんだろう?」

ニュースを見ていたら
「コロナ禍明けの”インバウンド”が期待される」って言っていたけれど…

このインバウンドってなんだろう?
スポーツのことかと思っていたら違うみたい。

わかりました。
早速、インバウンドについて調べてみますね。


インバウンドとは

インバウンドは、直訳すると
inbound
「内向きの」「外から内へ入る」という意味です。

観光業界におけるインバウンドは「外国から日本を訪れる観光客」のことを言います。

反対に、アウトバウンドは
Outbound
直訳すると「内から外に出る」という意味で、「日本人が海外に旅行する」ことです。

先にお伝えしたように、一般的にインバウンドは「外国人が日本を訪れる」という意味で使用されていますが、インバウンド観光、インバウンド市場、インバウンド消費、インバウンド対策…など、言葉を足して使われることも多くなっています。

今回は、観光や旅行業界のインバウンドについて解説していきますが
マーケティングなど業界によってインバウンドの意味が違うこともありますので
注意してくださいね。


インバウンドの始まりはいつ?

日本では、明治26年(1893年)に初めて外国人を誘致する専門の民間機関「喜賓会」が生まれました。これは、いわゆるインバウンド専門の機関です。

当時の実業家である渋沢栄一が、国際観光事業の必要性と有益性を訴え、訪日外国人をもてなす目的で設立しました。

「インバウンド」という言葉は、2015年の流行語大賞に
ノミネートされたことがきっかけで、世間に広まったようですね。


骨太の方針2023や観光立国推進基本計画における「インバウンド戦略」

コロナ禍以降、外国人が仕事や観光で日本を訪れる機会が増えてきました。
2023年現在では、国の政策においてもインバウンドが重要視されています。
2023年6月16日、「経済財政運営と改革の基本方針2023」(骨太の方針)が閣議決定されました。

この方針の中で、インバウンド戦略の展開として、

・⽇本を舞台とした国際交流回復
・国際頭脳循環の確⽴、観光⽴国の復活(インバウンド消費5兆円早期達成等)
・⾼度⼈材等の受⼊れ
・技能実習制度等の在り⽅の検討
・資産運⽤⽴国、国際⾦融センターの実現

また、令和5年度からの新たな「観光立国推進基本計画」では、

1.持続可能な観光地域づくり戦略

2.インバウンド回復戦略

3.国内交流拡大戦略

3つの持続可能な形で、観光立国の復活に向けての施策を掲げています。

国が政策を進めることで、日本がもっと良くなっていったら嬉しいな。


入札王で見つけよう!「インバウンド」に関する入札案件

国がインバウンドに力を入れているのはわかったけれど
入札にはどんな案件があるのか気になるなぁ。

わかりました。
入札王の検索を使って探してみますね。

「インバウンド」を件名検索すると、1年間で 195件 の案件が見つかりました。
3年間だと552件でした。

計算すると…毎年平均して同じくらいの案件が出ている感じなんだね。

そのとおりです、にゅー太くん。
それではご紹介いたしますね。


件名:令和5年度インバウンド誘客デジタルプロモーション事業
発注機関:群馬県
締切日:2023/08/21

これは、OTA(インターネット上だけで取引を行う旅行会社)を活用した県内宿泊施設などの予約・販売促進プロモーション、多言語版観光情報サイト「Visit Gunma」を利用してもらうための広告の提案などを行う案件です。

群馬県では、外国人旅行者の誘客と観光消費額の増大を目指し、「Visit Gunma」を英語・中国語・タイ語の4言語で運用しているそうです。

このデジタルプロモーション事業は、海外に群馬県の魅力的な情報を発信することで、関心を持たせて旅行計画につなげる重要な取組みです。

コロナ収束後の訪日外国人旅行者の増加に向け、県の認知度向上とインバウンド誘客を促進することを目指しています。

件名:黒石市食文化を活用したインバウンド観光誘客整備事業業務委託
発注機関:青森県/黒石市
締切日:2023/08/18

本格的なインバウンド再開に向けた案件です。

黒石市の食文化を活かした既存の旅行商品を改善し、インバウンド向けに販売体制を強化、プロモーションを実施することで地域の集客力を高め、周遊の促進を図ることを目指しています。

観光資源を活用したコンテンツの造成として、インバウンド向け旅行商品の企画開発、食の多様性環境整備、地域事業者の受入体制の構築のほか、Webプロモーションの強化、地域観光サイトとの連動などの業務を委託するものです。

“食の多様性環境整備”では「市内の飲食店・宿泊施設でのヴィーガン対応など、食の多様性のインバウンド受入について希望する施設に対し、専門家によるフォローアップを2回以上行うこと」としています。

件名:日本一の宮崎本格焼酎(SHOCHU)によるインバウンド回復促進事業委託業務
発注機関:宮崎県
締切日:2023/07/28

これは観光庁所管の「観光再始動事業*」の採択を受けて、宮崎県がインバウンドの本格的な回復を図るための取り組みを実施するものです。

焼酎造り体験や夜神楽鑑賞、メーカーズプレミアムディナーなどの体験コンテンツ・イベントの創出や、モニターツアーの実施、通訳ガイド付き専用車を使ったツアーの提供、旅行商品(宿泊プラン・日帰りプラン)の開発・販売などが計画されています。

また、効果的なプロモーションや、体験コンテンツ・イベントの効果測定もあわせて行われるようです。

*観光立国の復活に向け、インバウンドの本格的な回復を図る取組み。

件名:令和5年度 市バスの混雑緩和を目的としたインバウンド向けプロモーション業務
発注機関:京都市
締切日:2023/08/07

市バス・地下鉄の乗客数はコロナ禍で減少しましたが、2023年7月現在では観光客の数が回復し、市バスの一部路線では混雑が目立っています。

今後も京都市において、インバウンド観光の増加が見込まれるため「地下鉄とバスを組み合わせた移動」、「地下鉄・バス1日券」、「手ぶら観光」など、インバウンドに対してプロモーションを強化し、市バスの混雑緩和を目指しているようです。

また、プロモーションの対応言語は4か国語(日本語、英語、中国語[簡体字]、韓国語)を原則としています。

件名:新潟県アドベンチャーツーリズム推進事業 業務委託 新潟インバウンド推進協議会
発注機関:新潟県
締切日:2023/07/27

アドベンチャーツーリズム(AT)とは「自然、アクティビティ、文化体験の3要素」のうち2つ以上で構成される旅行のこと。

これは新潟県内の自然、アクティビティ、伝統文化といった豊富な地域資源を活用し、欧米等からのAT需要を取り込むことを目指す案件です。

令和6年に予定される「佐渡島の金山」ユネスコ世界文化遺産登録を契機に、関心の高まることが期待される佐渡島を中心にAT向けのモデルコースを造成し、テストツアーを実施する内容になっています。

ねぇ、エミリ。
内容はインバウンドの案件だけれど、件名に書かれてないってこともありそう。
ほかの方法で入札案件を探すこともできる?

できますよ。では、検索方法を全文一致検索にして
入札案件の公告ページの文章を対象にキーワード検索してみますね。

全文一致検索でインバウンドを検索すると 2,515件 見つかりました。
こちらもご紹介します。


件名:江戸時代へタイムスリップ日本遺産「大山詣り」体験コンテンツ造成事業
発注機関:神奈川県/伊勢原市
締切日:2023/08/04

こちらも先ほどの案件と同じく、伊勢原市が「観光再始動事業」の採択を受けて実施するもので、観光需要の回復に向けたインバウンドの促進、地域活性化につなげることを目的とする案件です。

自然豊かな大山を舞台に「江戸庶民の娯楽、粋な大山参り」を再現した特別な体験をプロデュースし、霊峰大山に伝わる歴史や文化に触れるインバウンド向けコンテンツを創り上げます。

体験コンテンツには、以下の内容の体験があるそうです。
・ラグジュアリバスを活用した道中での演出等
・観世流及び大蔵流山本家による能狂言の披露及び体験
・大山阿夫利神社での正式参拝(大山ケーブルの特別運行による移動を含む)
・夜景を堪能する特別ディナーの実施
・旧参道での江戸遊びストリートの造成(宿坊における丁半や花札等の江戸遊び、地産地消の日本酒を振る舞う日本酒試飲体験等の造成を含む)
・先導師のおもてなしによる宿坊での宿泊
・大山寺での早朝護摩焚き見学
・宿坊での大山とうふ手作り体験
・宿坊での浄書体験

検索方法を変えて、しっかり探せるのは助かるね!

ええ、今後もぜひ活用していきましょう。
ほかにも、補助金など支援策の案件もありましたのでまとめておきますね。


▼補助金

件名:令和5年度インバウンド対応力強化支援補助金
発注機関:財団法人/東京観光財団

この補助金制度は、東京都内の宿泊施設、飲食店、免税店、体験型コンテンツ提供施設などが、東京都を訪れる外国人旅行者のニーズに合わせて、サービスを向上する目的での受入対応強化の取組みを支援するものです。

都内の
・宿泊施設
・飲食店
・免税店
・体験型コンテンツ提供施設等
・観光バス事業者
・中小企業団体等
・観光関連事業者グループ

が補助対象となっているそうです。

募集期間は、令和6年3月31日(日曜日)まで【当日消印有効】

※補助金申請額が予算額に達した時点で受付終了

件名:【福島インバウンド割】R5年度福島インバウンド誘客周遊促進事業補助金交付
発注機関:財団法人/福島県観光物産交流協会

福島県では、訪日外国人観光客の誘致と地域活性化を目指して「福島インバウンド割」という支援策を実施しています。

これは海外で外国人を対象に募集を行い、福島県に滞在する旅行を企画した旅行業者や旅行手配サービス業者に対し、旅行企画に係る経費の一部を予算の範囲内で支援するというものです。

ありがとう、エミリ。
インバウンドに対する取組みの案件は、こんなにたくさんあるんだね!


「インバウンドってなんだろう?」まとめ

ねぇ、エミリ。
国や自治体が力を入れているのはわかったけれど…インバウンドはなぜ必要なの?

「インバウンドがなぜ必要か」を調べてみますね。
 
・経済効果による地域の活性化
・雇用の創出
・伝統文化の保護
 
という結果が出ました。
これらのメリットによって、日本の経済や文化の発展が期待されます。

なるほど。
インバウンドが経済や文化を発展させることによって
日本をより良くしていく、ということなんだね。

日本はとても素晴らしい場所だから
ボクはたくさんの外国の人に、日本の魅力を知ってほしいと思う!

はい、にゅー太くん。私も日本は素敵な国だと感じています。
一緒に魅力を伝えていきましょう。


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