blog

2021.11.12

税を考える週間とは?あわせて入札案件もご紹介

皆さんは「」について考えたことがあるでしょうか。
国の機関や地方公共団体などが発注する工事及び物品・役務の調達などの入札においては、その財源が国民の「税金」から賄われているものであることから、入札と税は関わりが深いと言えます。
しかし、税については仕組みが複雑だということもあり

「毎年、確定申告で困っている」
「難しいので税理士にすべてお任せしている」

など「困った」や「難しい」などのイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回は、税を深く理解するための取組みや税にはどのような種類があるのかを中心にお伝えしようと思います。

税を考える週間(毎年11/11〜11/17)

国税庁では、税についてより深く理解してもらえるように毎年11月11日から11月17日までの1週間を「税を考える週間」として、納税意識の向上に向けた取組みが進められています。期間中は、主に次のような広報広聴の取組みがされています。

参考:国税庁
税を考える週間

①マスメディアを通じた広報
②国税庁ホームページの活用
③講演会等
④国税モニター意見交換会
⑤税に関する作文の表彰(全国の中学生・高校生)
⑥関係民間団体等による講演会や税の作品展の開催

とくに②では、国税庁の仕事をドラマ仕立てにした番組をWeb-TAX-TV*1 で紹介しているほか、オンライン手続の取組、社会保障・税番号制度(マイナンバー)の概要を解説した番組なども自由に視聴できます。これはYouTubeに開設されている国税庁のチャンネル*2 にも上がっているそうです。

*1 Web-TAX-TV
https://www.nta.go.jp/publication/webtaxtv/index.html
*2 国税庁動画チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/user/ntachannel

また、対象が小学生からになっている税の学習コーナーでは入門編・発展編・応用編・実践編とそれぞれの年代に合わせて「税」の勉強ができるようになっています。

税の学習コーナー
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/index.htm

<Q&Aコーナー(抜粋)>

Q:最初に所得税が導入された国はどこですか?
世界で初めて所得税を導入したのは、18世紀末のイギリスです。1799年にナポレオン戦争の戦費を補うために創設されたそうです。日本では1887年に導入されました。

Q:税金は全部で何種類くらいあるのですか?
全部で約50種類あります。

税金の種類・分類

日本の税金の種類は多く、先にお伝えしたように約50種類あります。
税金の種類の分類について簡単に解説いたします。

国税と地方税

税金を徴収するのが国か地方自治体かによって分類されます。
さらに地方税は、県民税などの「都道府県税」と市民税などの「市町村税」に分かれています。

直接税と間接税

直接税とは、納める人と負担する人が同じ税のものを言います。国や地方自治体に直接納める税金のことで、法人税や所得税がそれに当たります。
反対に間接税は納める人と負担する人が異なるもののこと。たとえば消費者が物を買ったりしたときに支払いをしますが、その税を納めるのは事業者です。消費税や酒税がそれに当たります。

普通税と目的税

普通税は使い方が決まっていない税金のことです。
目的税は使いみちが決まっている税金のことを言います。たとえば、復興特別所得税は復興施策の財源に充てられるものです。

所得課税・消費課税・資産課税

所得課税はその名前の通り、所得を得た際に課税されるものです。消費課税は物やサービスに対して課税され、資産課税は土地や建物を保有・取得の際に課税されます。

<主な税の種類と分類>

引用:松戸市HP
まつどKIDS

過去にはこんな税もあった!?ちょっと面白い税金

トランプ類税

日本ではかつてトランプ類税法(1957年)というものがあり、それに基づいて課された「トランプ類税」という国税がありました。これはプレイすると課されるのではなく、消費税と同じ性質で、製造者が納税義務者となるものです。
この税は消費税の導入(1989年)に伴って廃止されました。

税に係る入札案件

ここまで、たくさんの税の種類があることをお伝えしました。
官公庁からはその税に関する入札案件も多く出ているのでご紹介いたします。

件名:令和4年度版自動車税等解説リーフレット(マイカーと税金)
発注機関:神奈川県
入札日(締切日):2021年12月3日

自動車税を広く周知し理解を深めるのを目的とした「自動車税等解説リーフレット(マイカーと税金)」を作成するにあたってデザインコンペティションを行うそうです。デザイン案と企画書(70文字程度)は各3部ずつ、見積書と組織体制図は各1部ずつの提出が求められています。
これは埼玉県・千葉県・神奈川県の3県が共同で行っているようです。

件名:令和4年度向け固定資産税(償却資産)当初課税データ入力業務等に係る労働者派遣
発注機関:大津市
入札日(締切日):2021年12月7日

償却資産申告書をもとに、償却資産の課税データにかかる資産の詳細な情報の入力を行うというものです。また、入力後の申告書を整理番号順に整理し、入力ミスがないか確認・訂正するという業務も行います。
正確かつ迅速に事務処理ができるタッチタイピング能力が求められています。

件名:令和3年度(令和4年度課税分)軽自動車税(種別割)納税通知書封入封緘委託(単価契約)
発注機関:座間市
入札日(締切日):2021年11月26日
リンク:案件ページ
※電子入札のため、TOPページ→(県央地区)座間市→(物品・一般委託)入札公告→調達案件番号に「0216090080020210195」を入力すると表示されます。(入札期間が終了するとリンク切れになる場合があります)

こちらは軽自動車税の納税通知書を封入・封緘する作業を担う案件です。前年度(令和3年度)発行した通数は20,918通だったようです。


いかがでしたでしょうか。
今回は、税のお話を中心にお伝えいたしました。
税は私たちの身近にあるものです。また、その税によって私たちの暮らしも成り立っています。
難しいからと敬遠せずに、まずは自分が納めている税金について調べてみることからスタートしてみてはいかがでしょうか。

思いもよらないところからビジネスチャンスが生まれるかもしれません。社会の情勢を迅速に読み取り、情報をキャッチするためにも、官公庁の入札・落札案件を多く取り扱う入札王をぜひ試してみませんか。
現在10日間の無料トライアルも実施中です。

【入札王】https://www.nyusatsu-king.com/home